立春~2023年は2月4日~
立春は春の始まりを告げる日であり、旧暦では1年のスタートでもありました。
そのため、前日(大晦日)である節分に厄除けとして豆まきをするようになったそうです。
また福茶も福を招く縁起物として飲まれています。
福茶の由来は平安時代に都で疫病が流行し人々が苦しんでいたところ、僧侶であった空也上人が、「観音様に献上したお茶を飲めばよい」という、お告げのような夢を見て、夢のとおりに観音様に献上したお茶を民衆にふるまったところ、たちまち、疫病の流行が終息したそうです。
このことを当時の天皇であった村上天皇が大いに讃え、そのお茶を、「皇服茶」とし以来、万病を避けるために、毎年飲まれるようになったそうです。
福茶には飲むだけで邪気を払う力があるといわれています。
1年を無病息災で過ごせるよう福茶を作って飲んでみてはいかがでしょうか。
【材料】一人前
- 梅干し:1個 《難を逃れる》※三毒を断つ(食毒・水毒・血毒)
- 塩昆布:小さじ1杯程度 《よろこぶ》
- 黒豆(大豆):3粒 《マメに働けるよう》 ※縁起が良いとされる奇数。炒っても良い。
- 熱湯(またはお茶):200cc
【作り方】
- 茶碗にすべての具材を入れる
- 熱湯またはお茶を注いで完成