お寺のいい香り「沈香」
4月18日はお香の日です。
日本書紀によると、推古天皇3年(595年)の4月に淡路島に大きな香木
「沈香(じんこう)」が漂着したそうです。
古来より「沈香」には十徳あると言われています。
1.感格鬼神 感覚が研ぎ澄まされる
2.清淨心身 身も心も清らかにする
3.能除汚穢 よく穢(けが)れを取り除く
4.能覺睡眠 眠気を覚ます
5.静中成友 静けさのなかに安らぎを得る
6.塵裏偸閑 忙しいときにも心を和ませる
7.多而不厭 多くあっても邪魔にならない
8.寡而為足 少なくても十分香りを放つ
9.久蔵不朽 長い年月保存しておいても朽ちない
10.常用無障 常用しても無害
かの徳川家康も好んで焚いていたそうです。
沈香の力を借りて心身を整え、日々穏やかに過ごしたいものです。