カラスの行水
先日、愛犬を連れて旭川の河川敷を散歩していると
カラスが水浴びをしているのを初めて見ました。
入浴時間の短いたとえで「カラスの行水」と言いますよね。
本当に短いのだろうかと観察していると、
水面に胸をつけて羽根で水を叩いてしぶきをあげ、
次にブルブルッと体を震わせて羽根についた水滴を飛ばします。
これで汚れや寄生虫などを落としているのですね。
それを数回繰り返すと飛び立って行きました。
時間にして1分もかかってなかったと思います。
しかし、この1分足らずが短いのかどうかわからない・・・
他の鳥はどのくらいなのだろうかと調べてみると
スズメやハトはもっと短く10~30秒程らしいです。
なぜ「カラスの行水」なのか。
江戸時代の読み物に「カラスは時間をかけて洗っても白くならないので
諦めて水浴びをさっとすませるようになった」
というお話があるそうです。
もちろん作り話でしょうが、このお話が元で今日まで
言葉が残っているのだとしたら面白いですね。