小正月『こしょうがつ』
小正月(こしょうがつ)
旧暦の1月15日は立春後の満月にあたり、その昔この日を正月としていた名残で、元日を「大正月(おおしょうがつ)」1月15日を「小正月(こしょうがつ)」と呼ぶようになりました。
この日に正月飾りなどを焼く「どんど焼き」を行い正月行事に区切りをつけます。「左義長(さぎちょう)「鬼火焚き」という地域もあります。
「左義長」はもともとは平安時代の宮中行事で正月15日の夜に正月飾りやお札などを焚き上げる行事でした。青竹を束ね毬杖(ぎっちょう)3本を結び、その上に扇子や短冊などを添えて、陰陽師が謳いはやしながら焼いていたそうです。これが民間にも広く伝わり現在の「どんど焼き」に至るという説があります。
1年の始めにあたり穢れを祓い清めて、春の到来とその年の豊作を祈る行事でもありました。
「どんど焼き」が無病息災の1年を実現してくれると願って新年のはじまりです。